プレスリリース

13.04.2023

マレリがキャビンデジタルツイン技術を構築 AWSのクラウドサービスとQNXソフトウエアを活用

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2023年4月13日

マレリは、上海モーターショー (4月18日~27日) でキャビンデジタルツインのDigiMateを公開いたします。キャビンのハードウェア・ソフトウェアを再現するこのエンドトゥーエンドのインフラストラクチャにより、車両ソフトウェア開発期間を短縮し、自動車メーカーはコストの大幅な削減を実現し、イノベーションをより早く市場へ届けることを可能にします。

マレリのDigiMateは、自動車メーカーが革新的なコネクテッドカーサービスを、より迅速かつ、効率的に市場投入する為の画期的な技術です。マレリのDigiMateは、シミュレーション、テスト、検証などの工程を合理化する為に設計されており、物理的なキャビンを不要にしました。代わりに、仮想キャビンレプリカはクラウド上で数千に及ぶインスタンスを並行して実行することで、開発タイムラインを大幅に短縮します。さらにこのマレリのソリューションは、無線ソフトウェアアップデートにも対応しており、自動車メーカーは顧客の新しい要望に迅速に対応し、より高い費用対効果を実現しつつ、ソフトウェアアップデートの市場投入までの時間は大幅に短縮されます。

DigiMate初のアプリケーションでは、QNX ® Neutrino ® リアルタイムオペレーティングシステム (RTOS)が、Amazon Web Services (AWS) のGraviton 2プロセッサを搭載したAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC 2) インスタンス上で実行出来るよう統合されています。これにより、クラウド対応のソフトウェア開発の強固な能力が構築され、自動車メーカーによる製品の市場投入効率が飛躍的に向上します。

マレリの エレクトロニクスシステム事業部でエンジニアリング&イノベーション部門を統括するVP Yannick Hoyauは「マレリとAWSの強みを組み合わせることで、セキュリティと信頼性を確保しながらエンドユーザーが求めるドライブ体験を提供することが可能となりました。DigiMateを活用することで、開発者はソフトウェア開発の期間やリソースを削減し、より効率的に高い費用対効果を出しながらもソフトウェアの進化が可能になります」と説明します。

BlackBerry QNX製品/戦略部門バイスプレジデントであるGrant Courville氏は「当社の基盤QNXソフトウェア製品がクラウド上で利用可能になるということは、組み込み開発者にとって容易で迅速なアクセス性や拡張性が提供されるということであり、これは革新的な進化です」と述べています。

上海モーターショーでは、マレリのDigiMateに触れていただき、マレリが開発者にどのようなサポートを提供できるか、どのように自動車メーカーの利益拡大に貢献できるかを体感していただくことができます。

ぜひマレリのブース(1.2 H/1BF015)にお立ち寄りいただき、この画期的な技術を直接ご体験ください。

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